「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
〈集団〉〈関係〉〈場〉をキーワードとして、日本近世の重層的社会像に迫る。2000年代に書いた近世身分制研究、歴史学のあり方やその方法についての論考をまとめる。「身分論から歴史学を考える」の続編。【「TRC MARC」の商品解説】
日本近世の重層的社会像に迫る!
「士農工商」から諸社会集団の「重層と複合」へ
多様な身分集団を統一的に把握する、<集団><関係><場>をキーワードとする方法的模索
すべての歴史学徒へ贈る、歴史の読み方・とらえ方【商品解説】
目次
- Ⅰ 日本近世の都市社会と身分
- 第1章 近世身分制研究の展開
- 第2章 日本近世の都市社会史をめぐって
- 第3章 都市における貧困と救済──アジア・ヨーロッパの近世身分社会の〈比較類型史〉から
- 第4章 日本近世の社会的結合
- Ⅱ 身分的周縁論の模索
- 第1章 身分的周縁と歴史社会の構造
- 第2章 「近世の身分的周縁」によせて
- 第3章 近世大坂の身分的周縁
- Ⅲ 先学に学ぶ──山口啓二・鈴木良・永原慶二氏の人と学問
収録作品一覧
近世身分制研究の展開 | 18−36 | |
---|---|---|
日本近世の都市社会史をめぐって | 37−43 | |
都市における貧困と救済 | 44−61 |
著者紹介
塚田 孝
- 略歴
- 〈塚田孝〉1954年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科教授。専攻は日本近世史。著書に「近世身分社会の捉え方」「都市社会史の視点と構想」「大坂 民衆の近世史」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
身分制社会として特質づけられる近世社会、とりわけ都市の社会研究史の集大成
2019/11/01 14:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふつうに暮らし、生き、そして死んでいった多くの民衆は、歴史に名を残していないのがふつうである。もちろん、そうした民衆が、みな善人であったとか、利害にとらわれていなかったとか、という楽観的なことを考えているわけではない。些細なことに一喜一憂し、また、時には他者と対立したりしながらも、したたかにかつ誠実に生きた人々の生をそれ自体として意味あるものと受けとめたいのである。そうした人々が歴史をつくってきたのであり、それを明らかにすることはとても楽しい。